MXレコードについて(2)

 前回の続きで、MXレコードについてもう少し書いてみることにします。

 最近はクラウドのウイルス&SPAMメールチェックサービス用サーバにMXレコードを向けて、そこから自組織サーバにスタティックに配送するというケースが増えてきましたというところまで話をしたかと思います。

 今回は原点回帰したお話を進めて行きます。そもそもMXレコードとは、「配送先メールサーバを指し示すレコード」です。ですので、前回の事例で出てきたmail.example.jpをそのままメールアドレスに指定することも出来ます。
 この場合、hoge@mail.example.jp というメールアドレスがあるものとします。MXレコードの記述は以下のようになります。

mail IN MX 10 mail.example.jp.

 この場合、MXレコードを記述しなくてもメールは届きます。以下のように書かれていることが条件になります。

mail IN A 192.168.1.1
(ただし、IPアドレスはプライベートIPアドレスなので、実際にはグローバルIPアドレスになります)

 この場合、Aレコードのことを「暗黙のMXレコード」と呼ぶことがあります。前回の記事でも少し触れましたが、MXレコードのループを防ぐために、スタティックな転送をする場合があります。(Postfixで言うところのtransportや、sendmailで言うところのmailertableですね)
こちらに書いてやることで、特定のサーバからのスタティックな配送を受けることが出来ます。
 こういうケースもありますが、配送先を明示的に示す意味で本来はMXレコードを書くことが望ましいです。

 他に以下のようなことも考えられます。[ユーザ名]@[サーバ名+ドメイン名]というメールアドレスのような形である場合です。

soumu IN MX 10 mail01.example.jp.

 この場合は、hoge@soumu.example.jp. というメールアドレスになります。前述のようなhoge@mail.example.jp のような形にして、メールサーバ名を直接メールアドレスにしてしまうと、リプレイス時に少々面倒くさいことになりそうです。

 そこで、ちょっと違う形で表現してみました。メールサーバとメールアドレスを別の形にすることで、MXレコード右辺を既に用意したメールサーバに指定し直すことで対応しやすくなります。

 この続きもまだありますので、次回もう少し書いてみることにします。少々お待ち下さい。
MXレコードについて(2)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ