iPhoneやiPadを有線LANに接続してみました

 今回は小ネタになります。iPadを有線LANに接続してみました。「だからどうなんだ?」というツッコミも聞こえてきそうですが、メリットもゼロではありません。
 今回試してみようと思ったのには理由があります。

  • 「タブレットは使いたいけど、無線で使うのはセキュリティ的に…」という人向けに
  • 「無線が遅いぞ!」と常々感じている人向けに
  • 「なんとなく面白そうだから」と思った

 上記のような理由でしょうか。

 1.に関しては、無線区間はWPA2でPSK(事前共有鍵)かエンタープライズ(IEEE802.1X認証)で暗号化すればいいのでしょうが、前者の場合だと、事前共有鍵を知っている人だと通信が覗けてしまうのは気分的に嫌だと考えてしまう方もいそうです。でも、有線LANならそのあたりの心配は要らないですよね。

 2.に関しては、前回の記事でも書きましたように、無線LANの宿命とも言えるCSMA/CA(後日記事にします)という仕組みに引きずられるのでやむを得ない面があります。
 通常利用時ならいいのですが、アプリのアップデートがリリースされた際に、Officeやポケモンのようにサイズがやたらでかい場合には、無線LANが遅いとストレスになりますよね。(もちろんiTunes経由でUSB接続してアップデートすればいいのですが、母艦のPCが無線では一緒ですよね)
 本日、iOS11.3がリリースされたこともあり、有線LAN経由でアップデートしてみようと思った次第です。

 3.は単なる個人的興味の範疇を出ません。以前もiPadを有線接続した例を見かけたのですが、OSをバージョンアップした途端にNGになったという苦い思い出があります。

 さて、どのようにして接続したのかというお話に移ります。まずは「設定」から機内モードにして、モバイルデータ通信もWi-Fiも無効にします。
 「それではつながらないんじゃないか?」と疑問に思われる方もおられるでしょう。当然です。しかし、有線で接続するためには、3G/4GもWi-Fiも使えてはダメですしね。なので、2つともオフにしておきましょう。

 次に用意するのが、Apple Lightning-USB 3カメラアダプタと、Apple USB Ethernetアダプタと、Lightningケーブルです。

これはApple純正品であるのがミソです。サードパーティー製では動作保証は出来ません。iOS11.3でも問題なく動作してくれます。
(以下のような構成で動かしました。画像はiPhoneを接続しています。)
iphoneを有線LANするために必要なパーツ類

 iPadにApple Lightning-USB 3カメラアダプタを接続し、LightningケーブルとApple USB Ethernetアダプタを接続します。LightningケーブルにはAC電源アダプタを、Apple USB EthernetアダプタにはLANケーブルを接続します。
 このとき、AC電源アダプタは2.4A対応のものを使用して下さい。でないと、「電源容量不足です」というようなメッセージがiPadに表示されて接続出来ません。御注意下さい。
 なお、Apple USB Ethernetアダプタは最大100Mbpsである(=1Gは出ません)という点は御了承下さい

 画面左上のアイコンが機内モードになっているのが分かります。この状態でradikoを使って、FM802に接続してみました。めでたく通常通り音声が聴こえました。
iPadのradikoアプリでFM802受信している様子

 最後に注意しておきたい点ですが、iPadを接続するネットワーク上でDHCPサーバが動作していることが前提条件になります。DHCPサーバがなく、固定IPアドレスでのみ利用している環境では使えません。固定IPを設定するようになっているのは、Wi-Fi環境のみです。機内モードにしてしまったら、ネットワークにつながないことを前提にされていますので、IPアドレスを手動設定する項目がないのは当然ですね。
 実際にDHCPでIPアドレスが取得出来ているかどうかは、「iNet」というアプリがありますので、こちらで確認可能です。

 もし何かの機会にお役に立てましたら幸いです。なお、iPadだけでなく、iPhoneでも同様に有線LANに接続可能です。

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